カースト団地日記

カースト団地での生活体験を小説風に綴ってみます。

最初のガーデニング

ガーデニングを、始めたばかりの頃は、やり方もよく分からなくて少し試行錯誤していたこともあって、ベランダも少しばかり見苦しくくて散らかっていたこともあり、   

 

隣の部屋の人から、ベランダは、つながっているので、隣のベランダで汚らしいことをやっていると気分が悪い、等々と文句を言われ、

 

散らかっているものを全部片づけて、綺麗にして、ベランダ全体をそれなりに品よく見栄え良くなるようにして作り直して、もうこれで文句を言われることもないだろうと新しくレタスの苗を植えて育てていました。

 

苗を植え付けて、若葉を収穫できるようになる2~3ケ月くらいの間は、ベランダも綺麗に片づけたし、もう文句を言われる筋合いはないと安心してガーデニングライフを楽しんでいたのです。

 

気温も暖かくなってきたので、やや背丈のあるイチジクの苗木を日の当たる場所に移動させたのですが、

それが少し目立ってしまい外を通過するときの隣人の目にとまってしまい、ベランダの仕切り板越しにのぞき込んで「こいつは、また臭いことをはじめた。」と文句を言ってきました。

 

新しい苗を育てるまでの2~3ケ月間のあいだは、隣人も全く気付かずにいたのに、イチジクの苗木に気付いたとたん「ガーデニングをして堆肥作りをしていて、変な臭いがいしてくる」と文句を言ってきたのです。

 

「変な臭いがしてくる、あいつはベランダで変なことをやっている。あいつは、変人だ。変なヤツがいる。」等々、近所に言いふらしてまわったり、

 

みんなは、臭いに関しては誰も何も感じないので文句を言ってくる人もいないので、

私の堆肥作りをアピールしたいのか、隣人は自分の生ゴミをベランダに持ってきて振り回し、「あーー、臭いーー変な臭いがする、臭い、臭い、臭い、くさーいー」と大声で喚き散らしたりしていました。

 

「こいつは、ベランダで、変なことをやっている、変なヤツがいる。くさーい、臭い、臭い、臭い、クサーイ!!!」と大声で近所に喚き散らすのです。

 

 

 

 

ガーデニング

食費を節約するためもあって、ベランダでガーデニングをして野菜を育てていました。小松菜とかリーフレタスなどの小さ目の葉物野菜が中心で、少しづつ収穫していくと毎日新鮮な生野菜サラダが作れるので、かなり食費が節約できます。

 

それで、EM菌というものを使って、食べ残しなどを堆肥(野菜の肥料)にしていたのですが、その時にぬか漬けのような臭いがすることがあります。

神経質でうるさくい人だと臭いがくさい、悪臭がする、不衛生だなどと苦情を言ってくることもあります。

ですが、この苦情はほとんど無意味だといえます。

なぜなら、堆肥作りをしなかったとしても食べ残しや野菜くず等は、ゴミ箱のなかで腐敗して悪臭を放ち、虫が集ってくるからです。(自然腐敗)

この自然腐敗の方が堆肥作りよりもずっと不衛生であることは間違いありませんし、自然腐敗の方が悪臭を発生する頻度と程度は絶対に高いはずです。

堆肥作りは、腐敗の過程を人為的にコントロールすることができるので、不衛生さと悪臭のひどさを何分の一にもすることができるということになります。

加えて、生ゴミをなくし、可燃ゴミの量を極力減らし、それに比例してゴミ出しの煩わしさを大幅に軽減できるので、非常にSDGs的で夢のように快適なエコライフを送ることができるということになります。

 

それなのに隣のヤクザ一家の女子プロレスラー風の奥様は、私がガーデニングや堆肥作りをしているのに気が付くと、犬のように鋭い嗅覚を自慢するかのように、物凄い剣幕で「変な臭いがする」といって、怒鳴り込んできます。

 

EM菌や堆肥作りのことについて説明し、自然腐敗の方がずっと悪臭を放つと説明しても、「うちは、コンビニの小袋レジ袋で、その都度すぐに生ごみを処理しているので、自然腐敗の臭いはでないから、隣で堆肥作りをされるのは迷惑だ。」と言い返してきます。

 

それでも、堆肥作りの合理性について少しは理解したのか、(園芸店で買うと高いので自分で作ったガーデニング用土が、ベランダの端に積んで寝かせてあったので、<長く寝かせて置く方が、植物を植えたときにうまく育つので>)

ガーデニング用土をこっちにも(隣のベランダ)分けてよこすんなら考えてやってもいいよ、っていう感じの雰囲気 的態度になってきて、

うちのベランダのガーデニングもお前がやるんなら、植栽の管理をお前に任させてもいいよ、みたいな雰囲気的態度を匂わせてきて、

自分のベランダだけやってないで、こっちの(ヤクザ一家宅)ベランダでもついでに一緒にやらさせて下さいって、言ってこねえヤツは、礼儀知らずなんだよコノヤロー、みたいな感じになってきて、舐めんじゃねえぞ、コノヤロー、偉いヤクザ様がお隣にいらっしゃるんだから気を使いやがれコノヤロー、てめえ一人でガーデニングなんか楽しんで許されると思ってんのかよコノヤロー、みたいな感じになってきて、

 

そのまま、相手の調子に吞まれていたら、その流れで、ひそかに何処かで大麻草の栽培かなにかやらされそうになりそうな感じになってきそうだったので、私は断固として拒絶的な態度を貫き通していたのですが、相手の悪質で横柄な態度もそれに比例してどんどんエスカレートしてくきて、嫌がらせもどんどんひどくなってくるという状態でした。

 

 

 

私は、今まで散々理不尽でメチャクチャな苦情を言われつづけて、精神崩壊寸前な状態だったので、「自分のために尽くすんだったら、仲間に入れてやって、使ってやってもいいよ。」みたいな雰囲気的態度になってきたときに、脳みそが石になって思考が停止して、息が出来なくなって言葉がでてこないような感覚に襲われました。

 

 

 

 

 

隣のヤクザ

公営住宅に住んでいたのですが、隣の部屋にヤクザ風の感じの人が住んでいて、奥様は北斗あきらさんとジャガー横田さんを足して二で割ったみたいなほとんど女子プロレスラーという感じで極道一家のお嬢様風というの感じの人です。

気違い的に我儘な人で、自分を中心に地球が回っていると思っているようで、というか自分を中心にして地球が回転しないと納得できないという感じで、空手などの格闘技もすごい実力があるようで、暴力的な態度と言葉と手段で圧力をかければ、どんなことでも自分の思いどうりになると思っているようで、普通の男の人だったらとても太刀打ちできないような女子プロレスラー界の女王様のような感じの人です。

自分のことを「偉いヤクザ」だと思っているようで、「偉いヤクザ様がいらっしゃるんだから気を使いやがれ、」という感じが全身から強烈に伝わってきます。

 

旦那さんは、うど鈴木さんが物凄くステキなハンサム紳士に見えてしまうような感じでプロレスラーのような奥様と比較すると小人(150㎝はあると思います。)のように見えてしまいます。

子供が8人なので、隣の部屋だけ原始時代にタイムスリップしたような感じになっています。