カースト団地日記

カースト団地での生活体験を小説風に綴ってみます。

ガーデニング

食費を節約するためもあって、ベランダでガーデニングをして野菜を育てていました。小松菜とかリーフレタスなどの小さ目の葉物野菜が中心で、少しづつ収穫していくと毎日新鮮な生野菜サラダが作れるので、かなり食費が節約できます。

 

それで、EM菌というものを使って、食べ残しなどを堆肥(野菜の肥料)にしていたのですが、その時にぬか漬けのような臭いがすることがあります。

神経質でうるさくい人だと臭いがくさい、悪臭がする、不衛生だなどと苦情を言ってくることもあります。

ですが、この苦情はほとんど無意味だといえます。

なぜなら、堆肥作りをしなかったとしても食べ残しや野菜くず等は、ゴミ箱のなかで腐敗して悪臭を放ち、虫が集ってくるからです。(自然腐敗)

この自然腐敗の方が堆肥作りよりもずっと不衛生であることは間違いありませんし、自然腐敗の方が悪臭を発生する頻度と程度は絶対に高いはずです。

堆肥作りは、腐敗の過程を人為的にコントロールすることができるので、不衛生さと悪臭のひどさを何分の一にもすることができるということになります。

加えて、生ゴミをなくし、可燃ゴミの量を極力減らし、それに比例してゴミ出しの煩わしさを大幅に軽減できるので、非常にSDGs的で夢のように快適なエコライフを送ることができるということになります。

 

それなのに隣のヤクザ一家の女子プロレスラー風の奥様は、私がガーデニングや堆肥作りをしているのに気が付くと、犬のように鋭い嗅覚を自慢するかのように、物凄い剣幕で「変な臭いがする」といって、怒鳴り込んできます。

 

EM菌や堆肥作りのことについて説明し、自然腐敗の方がずっと悪臭を放つと説明しても、「うちは、コンビニの小袋レジ袋で、その都度すぐに生ごみを処理しているので、自然腐敗の臭いはでないから、隣で堆肥作りをされるのは迷惑だ。」と言い返してきます。

 

それでも、堆肥作りの合理性について少しは理解したのか、(園芸店で買うと高いので自分で作ったガーデニング用土が、ベランダの端に積んで寝かせてあったので、<長く寝かせて置く方が、植物を植えたときにうまく育つので>)

ガーデニング用土をこっちにも(隣のベランダ)分けてよこすんなら考えてやってもいいよ、っていう感じの雰囲気 的態度になってきて、

うちのベランダのガーデニングもお前がやるんなら、植栽の管理をお前に任させてもいいよ、みたいな雰囲気的態度を匂わせてきて、

自分のベランダだけやってないで、こっちの(ヤクザ一家宅)ベランダでもついでに一緒にやらさせて下さいって、言ってこねえヤツは、礼儀知らずなんだよコノヤロー、みたいな感じになってきて、舐めんじゃねえぞ、コノヤロー、偉いヤクザ様がお隣にいらっしゃるんだから気を使いやがれコノヤロー、てめえ一人でガーデニングなんか楽しんで許されると思ってんのかよコノヤロー、みたいな感じになってきて、

 

そのまま、相手の調子に吞まれていたら、その流れで、ひそかに何処かで大麻草の栽培かなにかやらされそうになりそうな感じになってきそうだったので、私は断固として拒絶的な態度を貫き通していたのですが、相手の悪質で横柄な態度もそれに比例してどんどんエスカレートしてくきて、嫌がらせもどんどんひどくなってくるという状態でした。

 

 

 

私は、今まで散々理不尽でメチャクチャな苦情を言われつづけて、精神崩壊寸前な状態だったので、「自分のために尽くすんだったら、仲間に入れてやって、使ってやってもいいよ。」みたいな雰囲気的態度になってきたときに、脳みそが石になって思考が停止して、息が出来なくなって言葉がでてこないような感覚に襲われました。